総合診療医の考える医療じゃない話

30代男性総合診療医の日々感じたことについての考察

オンラインサロンについて

半年くらい前からオンラインサロンに興味があってなんとなくやりたいなーと思っていたのですが、最近本腰入れて考えてみました。

 

まずオンラインサロンって何?という話ですが、インターネット上で閉鎖的なコミュニティを作ってみんなで勉強したり何かしらのプロジェクトをやったりするやつです。一応参加者から月額でいくらか取っているっことが多くて、これがサロンの運営費になったりサロンオーナーの収入になったりします。

詳しくはイケハヤさんの動画で解説されているので見てみてください。

 


今話題の「オンラインサロン」とは?おすすめの活用方法を解説!

 

 

日本で代表的なオンラインサロンはキングコング西野のサロンですね。月額1000円とサロンとしてはかなり安く、現在2万人以上の会員がいます。これで月2000万円以上収入があるわけですから凄いですよね(本人曰くそれでも赤字らしいですが)。

ランキング載ってるサイトも貼っておきます。

 

https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12537892340.html

 

まず自分がオンラインサロンの存在を知って興味を持ち始めたのがNewsPicksのThe Updateという番組です。

個人的に現代のSNSに対してずっと違和感を持っていて、Facebookとかってみんなポジティブなことしか書かないじゃないですか(笑)あと際どい話とかもタブーだし、結局自分が書きたいことほとんど書けないんですよね。なので本当はmixiが一番良かったんですよね。mixi時代は自分も毎日記事書いたりしていました。

 

そんな中The Updateで「承認欲求型は終わり?SNSの未来」というテーマが討論されてました。

 


The UPDATE「承認欲求型は終わり?SNSの未来」(家入一真、ゆうこす、国光宏尚、明石ガクト)

 

 

こちらの内容で引っかかったところとしては、現代人はみんなSNS疲れしていてキラキラ系のオープン型SNSからもっと小さいコミュニティのクローズド型SNSへ変化していくのでは?というところです。

まさに自分が感じていた違和感が言語化されていると感じました。

 

またそのあとに「オンラインサロンになぜ人が集まるのか?」というテーマでも討論がありました。

 


The UPDATE「オンラインサロンになぜ人は集まるのか?」(西野亮廣 、中田 敦彦、 箕輪 厚介がオンラインサロンの魅力を語り尽くす)

 

今後クローズドなSNSは出現していくと思われますが、現状ではオンラインサロンが一番それに近い環境なのかなと思いました。

 

 

実は自分の持ちネタとして「本気出して考えるシリーズ」という高血圧とか糖尿病とかについて全力で調べてスライドにした講義資料があって(それぞれスライドが200枚くらいありますが 笑)、これをいつか動画にしてなにかに使いたいなーと思っていました。レベルとしては内科後期研修医くらいがターゲットです。

前まではただ動画撮ってyoutubeにアップしようかなーと思っていたのですが、オンラインサロンでやってみたら面白いかなと思いました。

 

しかしもちろんそういう講義系のコンテンツはすでに結構あります。代表的なのはケアネットのDVD見放題プランですね。これは僕も1年くらい契約して色々見てました。

 

ただこういうオンラインコンテンツってだいたいサービス提供者→顧客の一方通行なんですよね。それに比べてオンラインサロンは双方向性になっていて、参加者側から色々な発信があるのも面白いところなんですよね。

なので例えばですけど初期研修医から質問を受け付けてそれに誰かが答える的な場としてのオンラインサロンでも面白いかなと思いました。

自分もここ5年くらいかなり医学教育に力を入れてスキルアップしてきたので、これをオンライン上できたら面白いのでは?と思いました。

 

思いついた時は「これは金になる!」と思ってぬか喜びしていたのですが、似たようなことやってる人いないか調べてみたところやっぱりちょっといました(笑)

 

 

まずAntaaQAというアプリです。非専門家領域のトラブルで困った時にこちらに投稿すると誰かしら質問に答えてくれるというものです。これすごくいいので医師の方は是非登録してもらうといいと思います(ステマじゃありません笑)!参加自体は無料なのでどうやって収益化しているのかわかりませんが、他人の投稿読むだけでもめちゃめちゃ勉強になります。

 

https://apps.apple.com/jp/app/antaa-%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E5%90%8C%E5%A3%AB%E3%81%AE%E8%B3%AA%E5%95%8F%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0/id1151798574

 

ヒフミル君やメミルちゃんみたいなこういった専門医へオンライン上でコンサルトできるサービスはこれからも増えていきそうですね。

 

 

またオンラインサロンという括りだとMIラボというのがありました。

「MIラボ」の画像検索結果

https://camp-fire.jp/projects/view/89457

 

こちらは医療職とIT系のエンジニアをつなげることで医療にイノベーションを起こそうというサロンですね。すでに60人ほど参加しているようです。僕ももう少し時間的に余裕が出来たら参加してみたいと思っています。

 

ただ調べた範囲では初期研修医とか内科後期研修医とかを対象としたコンテンツはないみたいですね。

Facebookでそういうコミュニティがあるのかと思ったら意外になかったですね。

 

なのでもしオンラインサロンをやるとしたら

①初期研修医、内科後期研修医、総合診療医向けの動画コンテンツを提供

②参加者が自由にだべるたまり場的な場所を提供

 

この二つを軸に作っていけば面白いのではないかと思っています。

 

①初期研修医、内科後期研修医、総合診療医向けの動画コンテンツを提供

初期研修医向けにはよくある補液とか酸素療法とかを、内科後期研修医に血圧とか糖尿病とかの動画を提供します(本は結構ありますが、意外に動画コンテンツが少ない)。

あと総合診療医向けのいわゆるポートフォリオ的な内容を伝えるコンテンツはほぼ皆無ですし、一般医でも使えるツールもあると思うのでこれも動画にすると面白いのではと思います。

 

②参加者が自由にだべるたまり場的な場所を提供

初期研修時代で一番勉強になったのはなにかというと、同期と研修医部屋でだべってた時間なんですよね。「この手技やった?」とか「この前こんな失敗しちゃって」みたいな話が一番勉強になりました。

ただこれって「同期同士の守られた環境」じゃないと出来なくて、オンライン上にこういった場があるといいのではと思いました。

また年代の近い先輩に気軽に聞ける環境も提供できればと思います。単純な医学的相談だけでなく、教科書などの勉強の話やキャリアプランなんかも相談できるといいのではと思いました。

 

それ以外のサービスも付随してどんどん拡大できればと思います(抄読会の支援サービスなど)。

 

今のところはですが、来年度くらいに時間に余裕が出来たらまずはMIラボなどの他のオンラインサロンに参加して運営のノウハウなどを学びつつ、同じ目標を持つ仲間を集めて2年後くらいに始められればなと思いました。

 

まぁこんな感じでやりたいことはいっぱいあるのですが、妄想してるだけで全然できていないんですよね(笑)まぁ慌てずのんびりやっていきます。

 

ではまた。